今日は七夕祭り

2010年7月7日

武士道日記2.gif
7月7日の日記
七夕祭りの日はほとんど雨が多いですね。
晴れた日って記憶に一日くらいしかないのですが・・・
きっと彦星と織姫も一年にたった一度の逢瀬だから、誰にも見られずプライバシーの保護からも、見えなくしちゃったのでしょうか?
そうだったら許せる気がしますね。
今日は宇宙の星の話(天の川・琴座・鷲坐)だから、土居宇宙飛行士と一緒に撮った写真を公開しちゃいます。
DSCF2200土井飛行士、小野先生2.JPG一緒にうつっているのは、小野晋也元衆議院議員と西尾武士道協会理事です。
ツーショットはとてもとても・・・土井さんが小野先生と東大時代の同級生だったことから、偶然訪問した私たちにもラッキーショットのチャンスが回ってきました。
さて、七夕祭りは、中国から伝わってきた星祭りの行事と日本の井戸替の行事がが結びついたみたいです。
中国の星祭りは織姫と牛飼いが年に一度だけ会えるという伝説です。
琴座のベガと鷲座のアルタイルは仕事も手につかないほどの恋に陥ったことから、帝を怒らせてしまい会えないようにされてしまいました。
でも一年にたった一度だけ天の川を渡り(カササギに乗ってという言い伝えも有る)、逢うことを許していただきました。
二人の逢瀬をお祝いして、また機織(はたおり)の技術が上達することを願ったのがお祭りとなって、乞巧奠(きこうでん)と呼ばれていました。
七夕とは、日本の棚機(たなばた)と中国の織女(織姫)の話が混合しているとも言われています。
江戸時代になって、幕府が五節句(奇数のぞろ目の日)の一つとして、年中行事にしたことから庶民に広がった。
以前は七夕祭りの日(8月6日)朝に、丁度暑くなり細菌も増える時期だからなのか、行われました。
井戸替えとは、1年間使わせて頂いた井戸に感謝の気持ちを込めて井戸職人が井戸の中に入り大掃除をするのです。
井戸の中の水を汲みだして、石を積み上げてできている井戸の中をたわしでこすりながら下へ降りていきます。
水垢などもしっかり落としま、井戸の底に溜まった泥も取り去ります。
井戸が綺麗になったら井戸の四隅に、字の上達も願って短冊に「天の川」などと書いて笹につるして立てます。
そこに注連縄を張り、4隅に盛塩をしてお清めをします。
龍神様(水神様)に今までの一年間、水を与えてくださった事に感謝をしてお礼を申し上げます。
またこれからの一年間恵みの水を与えて頂ける様にお願いをするのです。
現代は井戸がなくなってしまいましたから、七夕祭りといえば笹に願い事を書いた短冊を下げて飾ります。
天の川を渡って、彦星と織姫が一年に一度だけ逢瀬を楽しむ日ということしか知らない人が多くなりました。
だから、恋愛成就を短冊に書く人が増えましたが、日本では字の上達をお願いして短冊を書くのが始まりでした。
昔は全国的に七夕の井戸替えは行われていました。

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