2010年6月16日

武士道ワンポイントレッスン
八回目のテーマは「国」
国とは何か?
国は私たちを守ってくれる親と同じ存在である。
でも、国があって当たり前の環境で生まれてわれわれ日本人は、国に感謝をしたことがあるでしょうか?
政治家の方ですら、日本を悪く言うのが当たり前になっている昨今、パスポートを日本国に申請することを躊躇してほしいと思います。
つまり、親の悪口を言いながら、親にお金をせびっているのと同じだからです。
親孝行をしなさい、ということは悪いことでしょうか?
それなのに、愛国心を持ちなさい、というと「右翼? 怖い!」と言うのは何故なのでしょう?
好きな異性に「愛している」というのは当たり前だと思っているでしょうが、それはほとんどの場合が「愛」ではなく「恋してる」だけでしょう。
愛しているとは、相手のすべてを赦し受け入れて、それでいて相手の幸せを祈ることです。
恋しているとは、自分が相手のどこか一部(顔、スタイル、お金、学歴、欲しい言葉、・・・)に魅かれて、胸がキューンとしていることです。
愛国心とは、国を恋しく思えと言っているのではなく、国が安泰であるように、国が発展するように、国民一人ひとりが考えながら行為行動をするということです。
自分さえよければ良いという判断をしないということなのです。
今まで、あまりにも自分の損得で国を動かしてきた政治家が多くいました。
また「国なんかどうでもいいんだよ、うちの会社さえよくなれば」という経営者や経営陣が多くいました。
そして、一般国民の中では親殺しが起き、子殺しが多発しています。
よって、愛国心が希薄化して当然なのかもしれません。
だからこそ、今、改めて親孝行、愛国心を考え直なければならないと思うのです。
今、国民の90%が日本という国を不安に感じていると答えているそうです。
親を信じられないと言っているのと同じです。
これでは良くなる方がおかしいと思います。
国は親と同じなのだから、われわれ国民一人ひとりが自分の生き方を考え直さなければ国は良くなりません。
不安だと思うなら、自分がどうすればいいのかを一人一人が考えましょう。
そうすれば、自然と子供を大切にする気持ちが芽生え、恐ろしい事件も当然減ると思います。
日本という国のありがたさは、外国に出たときにわかります。
親孝行したい時に親はなしというように、国が大事だと思った時には・・・とならないように、今から意識を高めていきましょう。

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