教育勅語

2010年11月29日

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30回目のテーマは「教育勅語」
今日は明治神宮へ参拝に行ってきました。
教育勅語の意訳がありましたので、下記に転記してみました。たいせつな事は、戦うこと、主張すること、ではなく、調和すること、融和すること、助け合うことと教育勅語にも書いてあります。それが結果的に平和へと導かれていくのだと思います。融和や調和には、いがみ合うこと、相手を困らせることなどは当てはまりません。他者に注文をつけるなら、まずは自分がやってみましょう。
日本人は和を尊ぶ民族です。世界初の憲法17条も和をもって尊しとなすとあります。和とは、融和、調和、平和、柔和、温和、などです。足し算も和と言います。つまり、他を受け入れ、相容れ合うことでしょう。喧嘩も器の大きいおおらかな人の方が、一見負けたように見えていても、お釈迦様の手の中で頑張っていた孫悟空のような状態で勝つものです。
日本人としての誇りを持つということは、まずは和を尊ぶことではないでしょうか。武士道は誇りを持って生きること、信念を持って生きることを推し進めています。だからこを、和を大切にすることから始めたいと思って活動をしています。
「教育勅語」口語文 明治神宮発行
国民の皆さん、私たちの祖先は、国を建て初めた時から、道義道徳を大切にする、という大きな理想を掲げてきました。そして、全国民が、国家と家庭のために心を合わせて力を尽くし、今日に至るまで美事な成果をあげてくることができたのは、わが日本のすぐれた国柄のおかげであり、またわが国の教育の基づくところも、ここにあるのだと思います。
国民の皆さん、あなたを生み育ててくださった両親に、「お父さん、お母さん、ありがとう」と、感謝しましょう。兄弟のいる人は、「一緒にしっかりやろうよ」と、仲よく励ましあいましょう。縁あって結ばれた夫婦は、「二人で助け合っていこう」と、いつまでも協力しあいましょう。学校などで交わりをもつ友達とは、「お互い、わかっているよね」と、信じあえるようになりましょう。また、もし間違ったことを言ったり行った時は、すぐ「ごめんなさい、よく考えてみます」と自ら反省して、謙虚にやりなおしましょう。どんなことでも自分ひとりではできないのですから、いつも思いやりの心をもって「みんなにやさしくします」と、博愛の輪を広げましょう。
誰でも自分の能力と人格を高めるために学業や鍛錬ををするのですから、「進んで勉強をし努力します」という意気込みで、知徳を磨きましょう。さらに、一人前の実力を養ったら、それを活かせる職業に就き、「喜んでお手伝いします」という気持ちで公=世のため人のため働きましょう。ふだんは国家の秩序を保つために必要な憲法や法律を尊重し、「約束は必ず守ります」と心に誓って、ルールに従いましょう。もし国家の平和と国民の安全が危機に陥るような非常事態に直面したら、愛する祖国や同法を守るために、それぞれの立場で「勇気を出してがんばります」と覚悟を決め、力を尽くしましょう。
いま述べたようなことは、善良な日本国民として不可欠の心得であると共に、その実践に努めるならば、皆さんの祖先たちが昔から守り伝えてきた日本的な美徳を継承することにもなりましょう。
このような日本人の歩べき道は、わが皇室の祖先たちが守り伝えてきた教訓とも同じなのです。かような皇室にとっても国民にとっても「いいもの」は、日本の伝統ですから、いつまでも「大事にしていきます」と心がけて、守り通しましょう。この伝統的な人の道は、昔も今も変わることのない、また海外でも十分通用する普遍的な心理にほかなりません。
そこで、私自身も国民の皆さんと一緒に、これらの教えを一生大事に守って高い徳性を保ち続けるために、ここで皆さんに「まず、自分でやってみます」と明言することにより、その実践に努めて手本を示したいと思います。
明治23年(1890年)10月30日
御名(御実名「睦仁」)、御璽(御印鑑「天皇御璽」) ―明治神宮崇敬会刊『たいせつなこと』より―

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