東京での人間力向上セミナーは『死刑』

2010年7月18日

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7月18日の日記
東京で人間力向上セミナーを開催しました。
今回は死刑について話し合いました。
死刑を廃止だとか継続だとかの話し合いではありません。
「命」について考えるために死刑を演題として取り上げました。
イタリア人のマヌさん、武士道協会の西大條理事も参加して、素晴らしい発表がありました。
佐藤世事さん発表のチームはホワイトボードを使い鎌田敏さんの達筆過ぎる文字で熱心に書かれていました。
死刑ではなく、遠島や終身刑などいろいろな意見も出ました。
命を考えて自分の意見を言う場が有って良かったといっていただけたことに、とても嬉しく感じました。
事前に演題を知らせて欲しいという意見もでましたが、私は意識的に演題はぎりぎりに設定してぶっつけ本番を計画しています。
理由は想像力、思考力、自力、あるがまま、この辺りを大切にしたいのです。
事前に準備すれば確かに立派で完璧なものができるでしょう。
でも立派なものよりも、荒削りでもその場を楽しめる力をつけた方が良いと私は思っています。
完璧を求めた結果、ある日プツン・・・となってしまう人が増えたのではないか・・・、そして今、わが国は良い国になっているでしょうか?
自分の持っている力を出し切って、今を全力で生きるという事を身につけていきたいのです。
武士道協会だからこそ、それを身につけたいのです。
「将来必ずよくなる」という考えよりも「今が最高」とどのような環境であっても思える生き方が「幸せ」なのだそうです。
いつも事前に知らされていないと安心できない。
いつも周囲の情報を知らされていないと安心できない。
という状態では、想像力、創造力、臨機応変、即戦力 などの力が不足しているときではないでしょうか。
せっかくの人間力向上のためのセミナーなのだから、足りない自分を発見して「まだ学べる」と感動するくらい進歩的に生きていきたいと思っています。
とっても幸せを感じる生き方ですから、ぜひ、皆さんも試してください。
事前に知らせた方が良いことは、事前にお知らせするようにして参ります。
でも、人間力向上セミナーは、人間力を高めるためのものですから、出来ない事を出来るようにしていくことを目的としています。
だから、今までと違うやり方でやらせて頂きたく、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
こだわらない(執着しない)、全肯定、今を楽しめる、今の幸せを見つけ感謝できる、それが「人間力」であると思います。

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