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あめりか船をうちやはらわん

土方歳三

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 土方歳三はいうまでもなく新撰組の副長だ。おおらかに隊士全体を統率する局長の近藤勇に比べ、組織を保つための非情な行為を一身に背負って立つ役割を担った。憎まれ役を買って出たのである。
 新撰組というのは、幕府公認のいわば私設警察隊で、京都の治安維持を任務とした。しかし池田屋事変以来、“壬生の狼”と言われて恐れられた。とくに個人志士は、京都の狭い道を追われて逃げまくった。それだけに新撰組に対する憎しみは深い。
 土方は近藤勇と同じ武蔵(東京都)多摩の出身だ。家は豪農で、歳三は若いころは家業の薬を販売して歩いたともいう。イケメンで女性にもてた。そのためにしばしば間違いも起こした。
 江戸の柳町で道場を開いていた近藤勇の弟子になり、やがては盟友となった。新撰組の秩序を維持するための規制や、これに背いた隊士の処断などは土方がすべて行った。とくに五箇条の隊規に背いた隊士に対する処断は厳しい。
 新撰組の隊規の冒頭に「士道ニ背キマジキコト」というのがある。新撰組では隊士の前歴は問わない。したがって種々雑多な職業の人間が入隊している。しかし土方は近藤と相談して「一旦新撰組に入った者はすべて武士として扱う」という考えを実行した。
 したがって「武士にあるまじき行為を行った者は容赦なく切腹させる」という厳しい処罰方針も保った。
 近藤のほうは、ときに「ちょっと酷すぎないか」という寛容さを示したが、土方はガンコに首を横に振った。「特例を認めたら、絶対に隊の秩序は保てない」。
 幕府が崩壊するとき、近藤は新政府軍(官軍)に自首して首を斬られる。しかし土方は会津から箱館にかけて最後まで戦い抜く。そして明治二(一八六九)年五月十一日に、箱館の路上で壮烈に戦死する。
 掲げた言葉は彼の作った和歌の意訳だ。正しくは
いざさらば我も波間にこぎいでて あめりか船をうちやはらわん
 というものだ。「あめりか船をうちやはらわん」というのは攘夷思想であって、土方歳三は思想的には攘夷論者だったのだ。

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第9回・10回人間力向上セミナー【京都】を開催します。(2009年9月25日更新)new

流されてしまいそうな拠り所のない時代、あなたは誰に何を伝えて行きたいですか?
「人間力向上セミナー」は、武士道を通して、生き方のマナーである道徳や、人の心のあり方を考え、一緒に高めようというセミナーです。
この会も回を重ね第8回を迎えました。本多百代先生(武士道協会常務理事兼事務局長)を講師に京都で開催します。世代や性別や職種や地域を超えた方々が集います。語らう機会を求めている方、心から話のできる仲間がほしい方、どんどんご参加ください。
  

日 時 :
第9回 2009年10月17日(土) 10:15〜12:45
第10回 2009年11月14日(土) 10:15〜12:45
*時間が変わっておりますので、ご注意ください。
場 所 :
PHP研究所 京都本部(京都駅八条口徒歩5分)
参加費 :
無料
     

お申込方法など詳細はこちらに⇒


第5回武士道定期講座が東京・京都で開催されました。(2009年9月15日更新)new

本年5月にスタートした、平成21年度武士道定期講座もいよいよ最終回。『日本の心・武士道』と題して、本多百代常務理事(事務局長)を講師に、東京(9/12)・京都(9/13)で開催された。

地球上の生あるものは全て繋がっており、人間もまたその中で生かされている。古から、日本人は和の精神をもって他者と接してきた。
” 「和」の視点から、穏和、温和、融和、調和、柔和、平和とは”、”「道徳(高徳・公徳心)」から仁、義、礼、知、信、勇、名、孝、恥とは”、等々を堀探った。武士道精神は、この現代社会の人間関係構築の潤滑油となると説かれ質疑を交え研鑽を重ねた。


講義風景 講義風景 本多講師

第7回人間力向上セミナーが京都で開催されました。(2009年8月31日更新)

流されてしまいそうな拠り所のない時代、あなたは誰に何を伝えて行きたいですか?
「人間力向上セミナー」は、武士道を通して、生き方のマナーである道徳や、人の心のあり方を考え、一緒に高めようというセミナーです。
この会も回を重ね第7回を迎えました。本多百代先生(武士道協会常務理事兼事務局長)を講師に京都で開催しました。
今回は、「あなたは、武士道をどのように伝えたいか?」をテーマに、数人づつのグループにわかれて話し合ってみました。
次回「人間力向上セミナー」は、次の通り開催します。世代や性別や地域を超え、心から話のできる仲間や機会のほしい方、どんどんご参加ください。


日 時 :
第8回 2009年 9月19日(土) 10:30〜12:30
第9回 2009年10月17日(土) 10:30〜12:30
場 所 :
PHP研究所 京都本部(京都駅八条口徒歩5分)
参加費 :
無料
     

お申込方法など詳細はこちらに⇒

本多講師 セミナーの様子 セミナーを終えて

2009年8月1日東京・2日京都
定期講座第4回を開催しました。
(2009年8月25日更新 )

第4回定期講座は、『現代社会の諸問題と武士道 そして、在野の精神』を表題に、小野晋也当協会専務理事(前衆議院議員)を講師に迎え開催された。
武士道は決して現実を離れたものではなく、現実の社会の動きであり、一人ひとりの人生と実に密接な関係を持っている考え方であるということを、日常の身近な事象・事件から説かれた。今の日本は何を必要としているのか、集まった皆さんが[武士]になること、「武士の心構え」を持つことと語られた。
小野先生は、今後”在野の政治家”として、個人に立ち返り、次の社会を切り拓いてゆかれるという。多くの参加者からの問いかけに、懇切なるお応えを頂戴した。
「人に求めず、社会に願わず、ただ自分だけを頼りに歩んでいくことになる」という先生の決意は、『武士』そのものであり、参加者の心情に深く染み入るものがあった。

小野講師 講義風景 質疑応答 質疑応答

2009年7月4日東京・5日京都
定期講座第3回を開催しました。
(2009年7月15日更新 )

当協会理事田中成明師(アメリカ大日寺住職、国際マンダラ協会会長)を講師に、『宮本武蔵』をテーマに第3回定期講座が開催された。
武士は命懸けであり、悟りの拠り所として、古より仏教と武士道は近い関係にあったと歴史的に紐解いた。剣豪、剣流、史実を織り交ぜながら、「五輪書」、「独行道」に記す宮本武蔵の求道心に迫った。「ただひたすらであること」、「繰り返すこと」により、道は拓けると説かれた。

田中講師 受講風景 質疑応答

2009年6月6日東京・7日京都
定期講座第2回を開催しました。
(2009年6月23日更新 )

定期講座の第2回が東京・京都で開催されました。
東京会場では講義に入る前に、本多梨沙子さんのヴァイオリンが奏でられ、清々しい心地で臨むことができました。
第2回は『武士道つれづれ』を副題として、安岡正泰当協会理事(財団法人郷学研修所安岡正篤記念館理事長)を講師に迎えました。この時代をどう生きるのか、現在を”妖変の時代”と捉え、古典の中に武士道がどう描かれていたかと掘り下げ、武士道の真髄を探求した意義ある講義でありました。

安岡講師 受講風景 鍵山理事

2009年5月9日(土)東京・5月10日(日)京都
定期講座第1回が開催されました。
(2009年6月22日更新 )

2009年度定期講座の第1回を東京・京都で開催しました。
当協会理事矢作幸雄先生を講師に、熱心に受講していただきました。
本講座の導入部となる第1回ということで、『いま、なぜ武士道が 必要なのか』をテーマに、
設立の必然性、歴史的な考察、世界と日本など、さまざまな観点から講義が進みました。
質疑応答、追加講義を交えて、またたく間に第1回は終了しました。

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矢作講師 受講風景 質疑応答